ヤケた本を直して高額買取・・・?

本は時間が経つと、紙が酸化して茶色に染まってきます。この現象を古本屋では「ヤケ」と呼び、その程度によって「小ヤケ」「ヤケ大」などと表現します。

 

特に、直射日光が当たる場所に本を保管すると、日焼けをしたように変色が早まります。試しに新聞紙などを日光の当たる窓の下に置くと、1ヶ月程度で変色します。本を保管する場合、日光には気をつけましょう。

 

さて、ヤケですが、ネット古本屋では綺麗かどうかで買取を決めますので、強いヤケは買取不可(ゼロ円)となります。
特に、本文にまでヤケがかかり、文字が読めないようなものは、ゴミとして処分しましょう。

 

自宅でヤケを直すのは、無理です。
ただ、本の周囲(天地小口・本を閉じたときに見える部分)については、多少綺麗に見せかけることはできます。

 

一般的に古本屋では、この作業を研磨と呼び、専用の機械で行っています。
ブックオフなどに行くと、レジの奥に青い作業台が見えますが、あれが研磨機です。
機械で作業しても、下手な人がやると波打ったり、削りすぎてカバーとのサイズが合わなくなったりします。

 

また、本は新刊書店で売っているものでも、研磨されているものがあります。
新刊は、委託品ですので、返品ができます。返品された際、これを受け取る出版社は、再度出荷を行うために、クリーニングを行います。

 

これは一般的に委託された倉庫会社が行いますが、ここでも研磨が行われます。このため、書店に並んだ本でも、一度返品された再出荷されたものは、研磨の跡が残っています。
品切れまでの期間が長い文庫本などは、よく見かけますね。

 

さて、ヤケをとるための研磨ですが、自宅で行う場合、紙やすりを使うのがいいでしょう。
その際は、あまり目の粗くない番号の高いものを利用するのがお勧めです。2種類程度の使い分けも有効だと思います。

 

このやすりを紙の方向に沿ってかけていきます。
板切れなどに巻き付けてから作業すると、波打ったりはしないでしょう。
ただ、基本的には面倒で、難しい作業ですので、古本屋に売り払う本では必要ありません。

 

このページも参考までに書いているだけですので、ヤケのある本も、売れるか売れないか判断がつかないのであれば、そのまま送って、古本屋の判断に任せましょう。