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歪んだ本を直して高額買取・・・?
一般的な古本屋が「買取不可」(処分対象)とする本の状態に「水濡れ」「強いヤケ」「歪み」があります。
いずれも元のように綺麗な状態に戻すことができない不可逆な状態を指す。無理矢理直す(綺麗に見せかける)ことはできなくもないが、コストに見合わないのでまずやりません。
このページは歪んだ本を直す方法とタイトルにつけていますが、基本的には直りません。
とは言っても、全く解説しないのもなんなので、書いておきます。
歪みとは、本が持つ本来の形が変形してしまい、波打ったり、一方向に傾いたりする現象です。本棚の中で斜めに傾いていたり、傾いた状態で横積みすることで起こります。
波打つと言っても、紙ですので、湿気によって多少歪むことは良くあります。
新刊書店に雨の日に行くと、店頭に並べられた本がみんな波打っていますが、あれは適度な湿度を保った部屋に置いておけば、自然に直ります。
同じように、歪んだ本を直すためには、適度な湿度の部屋で、上から重量をかけることが基本です。
紙が勝手に湿気を吸ったり、吐いたりするので、適当な日数放置すれば直ることがあります。
ただ、一度歪んだ針金をまっすぐに直すのは難しいように、歪んだ本もまっすぐに直すのはまず無理だと思ってください。
特にこれから古本屋に売ろう、と考えている本を、短期間でまっすぐにするのはまず無理です。強い歪みのある本は、自分で処分するのが適当でしょう。